この記事では、ドメインを取得する際の注意点、特に初心者さんがよく引っ掛かってしまうワナや、防ぐための対策について説明します。
まずはサーバーを契約しよう
WordPressを使って独自のブログを始める場合、サーバーのレンタルとドメインの取得が必要になります。
サーバーのレンタルは今回のメインテーマではないので、軽く解説します。
無料のレンタルブログサービスを利用してブログを開設するのであれば、サーバーのレンタルは必要ありません。
しかし、WordPressを使うとなると、有料のサーバーをレンタルする必要があります。
メルマガを配信する場合、メルマガ配信スタンドというものをブログに設置できるのであれば、無料ブログでも良いのかもしれません。
ただし、配信スタンドの使用料金は別途かかります。
私が7月から学ぶメルマガスクール「セブンス・マーケティング・クラブ(The 7th Marketing Club)」では、メルマガ配信スタンドが提供されており、スクール生は無料で利用できます。
このセブンス提供のメルマガ配信スタンドを利用するには、エックスサーバーという有料サーバースペースを使う必要があります。
したがって、セブンスに入塾してメルマガに初挑戦する方々は、エックスサーバーでサーバー契約をしたほうが何かとラクです。
【参考】「サーバー新規お申し込み | エックスサーバー」
次にドメインを取得しよう
WordPressでブログを開設するなら、まずはサーバー契約、その次がドメイン取得です。
ドメインとは、ネット上でいう「自分のブログの住所」。
訪問者に分かりやすいよう、オリジナルの名前をつけて「うちのブログの住所はココです」と伝えることができます。
このブログの場合だと、ドメインは「rikumemo.com」になります。
ドメイン取得も基本的には有料です。
「どんなドメインを取るか」「どこのサービス会社で契約するか」で価格は変わってきます。
ドメイン取得サービス会社によっては、激安でドメインを取得できるセールが開催されていることもあります。
前述のエックスサーバーでサーバー契約をする際、条件を満たせばドメインが1個または2個、無料でもらえるという特典があります。
【参考】「独自ドメイン永久無料特典 | エックスサーバー」
ドメインの種類を知ろう
ドメインにもいろんな種類があります。
メジャーなのは「.com」「.net」。
日本に特化した「.jp」。
各地域に特化した「.tokyo」「.yokohama」「.okinawa」なんてのもあったりします。

ドメインは早いモノ勝ちですので、自分が希望している名前でも、すでに誰かが取得していればゲットできません。
「.com」「.net」など、世界中をターゲットにしているドメインは、それだけ競争率が高い。
「.jp」は日本人向けのドメインですので、「.com」などと比べれば空いているドメインが多いかもしれません。
ドメインは取得価格が違う
いろんなドメインがあるものの、どれも同じ価格というわけではありません。

「.com」「.net」と比較して、「.jp」の価格は高いです。

ドメインの種類によっては最初の取得価格がとても高いものもあります。
ドメインを取り扱っている会社としては、
- エックスサーバードメイン
- お名前ドットコム
- ムームードメイン
などがあります。
ドメインを取得するサービス会社によっても価格は異なります。
「.com」ならどこで取得しても価格は同じ、というわけではないのです。
安くドメインを取得したい人は、どの会社が安いのか調べて比較してみるのも良いと思います。
キャンペーンでドメインの取得価格が激安になっていることもあります。
ただし!
次の項で解説している「更新価格」のことを知らず、「安い!買っちゃえ!」と勢いだけで契約すると後で損をします。
しっかり読んでくださいね。
ドメインは「更新価格」こそ注意を!
ドメインの契約期間は1年。つまり、1年後にはドメインの更新が必要で、もちろん費用も発生します。
新規取得で1,650円だったドメインが、1年後の更新時も同じ1,650円とは限りません。
むしろ違うことのほうが多いのです。

上の画像はA社の実際の価格です。
「.com」は新規取得価格が999円。しかし1年経過後の更新価格は1,728円です。
価格改訂がおこなわれない限り、3年目も4年目も更新価格は1,728円となります。
「.mobi」というドメインを見てみると、新規取得価格は770円。2年目以降の更新価格は3,432円。
「.mobi」は「.com」よりも倍近い金額になることが分かります。

上のドメイン群は「.com」と比べて、新規取得価格はとても安いけど、更新価格はとても高くなっています。
初めてドメインを取得するときは、更新価格というものがある(しかも新規取得価格とは料金が違う)なんてことを知らず、最初が安いだけで契約しちゃう人は実際多いです。
これが取得に慣れていない人、特に初心者さんが陥りやすいドメインのワナです。
なるべく安くドメインを契約したいのであれば、新規取得価格だけでなく、むしろ更新価格のほうをチェックすることが大切になります。
なお、新規取得時と更新時の価格変動幅は、会社によっても異なります。
時期によっても異なりますので、取得時に比較してみてください。
ドメインは他社に移管ができる
A社でドメインを新規取得し、2年目以降は更新を続けていたけれど、実はB社のほうが更新価格が安かった、なんてこともあります。

実は私自身、移管のことを長年知らず、延々と1社だけで運用していました…。
この場合、A社よりも更新価格の安いB社(=別の会社)にドメインの移管をすることができます。

ドメインの移管価格は、更新価格と同額である場合が多いです。
問題は、A社からB社に「いつ」移管をするかのタイミング。
移管のタイミングをあわてると、短い期間でドメイン料金を2回支払うことになってしまいます。
また、エックスサーバードメインに移管する場合、
- ドメイン新規取得から60日未満
- ドメイン有効期限まで1週間以内
上記にあてはまると移管ができません。
【参考】「ドメインの移管とは?具体的な手順・注意点・事前の確認事項を詳しく解説 | エックスサーバードメイン」
まとめ
少しでも安くドメインを契約したいのであれば、この記事で解説した内容を覚えておけば大丈夫です。
公式サイトの解説を読んだけど、初めてなので難しい・分からない、という場合があるかもしれません。
そんなときはエックスサーバーの公式サイトにチャットでの問い合わせ機能がありますので、直接質問してみるといいです。
ドメインは新規取得だけでなく、更新時の価格も大事! 覚えておきましょうね。